エクソンモービル、モザンビーク政府との石油ガス探査契約に調印

(モザンビーク)

マプト発

2018年10月19日

米国石油大手のエクソンモービルは10月8日、モザンビーク政府との間で石油・ガス探査のコンセッション契約に調印した。国家石油院(INP)が石油ガス鉱区の第5回国際競争入札を2014年に開始し、翌2015年に同社が3鉱区を落札して以降、長い交渉の末に契約が成立した。

エクソンモービルは、ナンプラ州沖のアンゴチェ堆積盆地のエリアA5-B、ザンベジ堆積盆地のエリアA5-C、エリアA5-Dの3鉱区で探査する(図参照)。投資額は少なくとも1億ドルになるとの報道もある(「オ・パイス」紙10月8日)。同社支社長のジョゼ・エバンス氏は「本契約はモザンビークにおけるエクソンモービルのプレゼンスを高め、モザンビークにおける炭化水素産業の開発に長期的な関与を示すものだ」と述べた。探査期間は最長8年間で、調査、地震探査データ、試掘などを行うことになっている。

同3鉱区では、エクソンモービルに加えて、ロシア国営石油会社のロスネフチ、モザンビーク炭化水素公社(ENH)が権益を取得している。また、イタリア炭化水素公社(ENI)と南アフリカ共和国の化学大手サソールが落札した鉱区の探査契約の調印が、10月中に締結されることが見込まれる。マックス・トネラ鉱物資源エネルギー相は「第5回新規鉱区の探査期間中には、探査およびモザンビーク人への研修プログラムに約9億ドル投資することを予定している。技術教育とモザンビーク石油関連機関への支援は、企業義務の一部として行われる」と述べた。

エクソンモービルは、ロブマ堆積盆地のエリア4においても28億ドルのガス鉱区の権益を2017年に取得しており、エリア4の最終投資決定が2019年中に行われるのではないか、との見方もある。

図 エクソンモービルが探査する3鉱区の位置

(阿部晶子)

(モザンビーク)

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