海南省の観光主管委員会が訪日、旅行関係企業と会談

(中国)

広州発

2018年10月02日

海南省の観光業を主管する海南省旅行発展委員会は9月18~22日、日本を訪問した。

9月19日には、名古屋市で「海南観光(名古屋)座談会」を開催し、日中平和観光、阪急交通社などの旅行会社および中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空などの中国系航空会社の名古屋支店代表者と会談を行った。会談では、中部地方と海南省との観光に関する情報交換や、海南~名古屋直行便の就航について意見交換を行った。

20~21日には、日本旅行への訪問や、日本環境振興協会などが主催する展示会「ツーリズムEXPOジャパン」の視察などを行った。

海南省は大阪、東京との直行便就航についても検討を行っている。

日本からの観光客数は伸び悩み

海南省の2018年1~7月の観光客数は前年同期比9.9%増の44万6,227万人で、うち日本人は4.5%減の5,499人と、最多のロシア(13万2,950人)の4.1%にとどまる。アジアからは、インドネシアが6万2,214人、韓国が5万8,963人、マレーシアが2万4,984人、シンガポールが1万8,272人、タイが9,307人と続く。

近年の推移をみると、海南省全体では2016年から外国人観光客数は大幅に増加しているにもかかわらず、日本からは2016年が7.2%減の9,284人、2017年が11.3%増の1万331人と、全体の伸びを下回っている(表参照)。

表 海南省の外国人観光客数推移

(河野円洋)

(中国)

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