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新エネ車大手のBYD、上半期は72%減益

(中国)

広州発

2018年09月14日

比亜迪(BYD)は8月29日、中間決算報告書を発表した。2018年上半期(1~6月)の売上収益は前年同期比19.1%増の521億6,286万7,000元(約8,346億600万円、1元=約16円)と2桁増となったが、売上総利益は11.2%減の72億5,230万5,000元、税引き前利益は59.0%減の10億8,705万4,000元、親会社株主に帰属する純利益(以下、純利益)は72.2%減の4億7,909万9,000元と大幅に減少した(表1参照)。

表1 BYDの業績推移

自動車分野が大幅減

セグメント別にみると、特に自動車分野の落ち込みが激しい。上半期の自動車販売台数は新エネルギー車(NEV、注1)が前年同期比2.2倍の7万5,800台、従来型自動車(注2)が10.7%増の13万8,700台と大幅に増加した一方で、自動車・関連製品の税引き前利益は82.6%減の32億6,930万元と大きく減少し、2016年上半期比では約9分の1に落ち込んだ(表2参照)。

表2 BYDの部門別業績の推移

BYDは、減益の主な原因は補助金の減少と融資関連費用の上昇だとしている。

他の新エネ車大手も振るわず

BYD以外のNEV大手も上半期は減益が目立つ。NEV出荷台数2位の北京汽車集団は売上総利益が前年同期比23.3%減(注3)、5位の安徽江淮汽車集団は純利益が52.6%減となった。いずれも減益の理由としてNEV補助金の減少を挙げている。なお、NEV出荷台数は両社とも約2倍に増加している。

BYDの王伝福董事長は第3四半期の新エネルギー車について(1)上半期受注分の支払いが実行されること、(2)新車投入、(3)一般的に下半期は上半期よりも販売が好調なことなどから、純利益は大幅に増加するとしている(「21世紀経済報道」9月4日)。

(注1)電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を指す。

(注2)ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリット車(HV)など。

(注3)NEVを含む北京汽車ブランド車の業績。

(河野円洋)

(中国)

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