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東南アジアのスタートアップ投資件数、半分超がシンガポール

(シンガポール)

シンガポール発

2018年09月28日

フィンランド発の大型スタートアップイベントのスラッシュと、シンガポールのベンチャーキャピタル会社モンクズ・ヒル・ベンチャーズの共同調査によると、2013年から2017年までの間の東南アジア6カ国のスタートアップへの投資案件のうち、半分以上がシンガポールへの投資案件で占められた。同調査「東南アジアのテックの状況」(注)は、9月14日に開催されたシンガポール版のスラッシュの開催を機に発表された。

東南アジアのスタートアップへの投資は近年、大きく増加しており、中でも起業を支えるエコシステムが最も整うシンガポールは、スタートアップ一大拠点としての存在感が高まっている。同調査によると、2013年から2017年までの5年間、東南アジア6カ国へのスタートアップ投資件数で、シンガポールが占める割合は、2016年(45%)を除いて毎年50%超を占めた(図参照)。また、シンガポールのスタートアップへの2013~2017年の投資総額は78億米ドルで、2番目に投資を集めたインドネシア・ジャカルタを拠点とするスタートアップへの投資総額16億米ドルを大きく上回った。

図 東南アジア6カ国のスタートアップへの投資案件推移

ただ、モンクズ・ヒルのマネジングパートナー、ペン・オン氏は9月14日の同イベントでのパネル会議で、「シンガポールへの投資額が全て、必ずしも同国拠点のスタートアップへの投資ではない可能性がある」と述べた。オン氏は、周辺諸国の法規制上の制約から、周辺の国々のスタートアップの多くがシンガポールに持ち株会社を設置している、と指摘した。

さらに、同調査によると、東南アジアのスタートアップによる新規株式公開(IPO)や株式売却によるエグジット(出口)件数は2015~2017年に3年連続で増加し、2018年も増加傾向が続く見通しだ。

(注)スラッシュ・シンガポールとモンクズ・ヒル・ベンチャーズの共同調査「東南アジアのテックの状況」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますはウェブページからダウンロード可能。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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