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グアナコ肉の輸出で地方経済の活性化を図る

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2018年09月26日

ルイス・ミゲル・エチェベレ工業生産・労働副大臣(農産業庁担当)は9月10日、アルゼンチン南部のサンタクルス州リオ・ガジェゴス市において、同国から初めてとなるグアナコ肉の輸出に立ち会った。今回の輸出は、農産業庁、科学技術庁、環境庁、工業生産・労働省などの連携を通じたグアナコの持続可能な管理計画(グアナコの生態系を維持しながら、地方における生産の多様化を促進することを目的とした取り組み)の一環として行われ、ベルギーへ20トンが試験的に輸出された。

グアナコ(Lama guanicoe)は、南米に生息するラクダ科動物の一種で、アンデス地域に分布している。アルゼンチンでは、土地の開拓や狩猟などによりその数は減少していたが、グアナコの保護に関する法律の制定後は順調に生息数が回復し、2015年の農産業省(当時)の調査によると、約200万頭がパタゴニア地域に生息している。

エチェベレ副大臣は今回のグアナコ肉の輸出について、「このイニシアチブは、地方経済の発展の機会として、グアナコの持続可能な管理計画の工程面や技術面、ポテンシャルを評価するために実施するもの」と語った。加えて、「グアナコを保護する1つの手段として、グアナコを長期的に活用する可能性も見いだせる。グアナコの飼育や土地の開墾、同種の保全や繁殖など包括的な観点から、肉や皮革、獣毛における試験的な取り組みを実施していく」とした。特に、グアナコの獣毛はカシミヤに匹敵する上質さを持っているといわれており、商業用として大きな可能性を秘めている。肉や皮革も含め、このような天然資源を開拓することで、地域経済に新たなチャンスをもたらすことが期待される。

また、エチェベレ副大臣は「パタゴニアに、この取り組みをベースにした新たな産業が生まれるだろう。このような活動は、投資や雇用を生み出し、貧困の減少につながる。この取り組みが成功事例となるよう努めていく」と強調した。

(高橋栞里)

(アルゼンチン)

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