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イラクで新しい国民議会が招集、議長選出は繰り延べ

(イラク)

ドバイ発

2018年09月10日

イラクで9月3日、国民議会が招集された。会期初日に予定されていた議長の選出は15日に繰り延べとなっており、次期政権発足に向けた最初のステップが踏み出せていない。前回2014年の選挙においては、議会招集から現ハイダル・アバディ政権発足まで4カ月を要している。今後の流れは次のとおり。

  • 新しく招集された議会において1人の議長、2人の副議長を選出
  • 議会招集から30日以内に、議員の3分の2以上の賛成により新大統領を選出
  • 新大統領は15日以内に、議会の最大グループから首相候補を指名
  • 首相候補は30日以内に、組閣案を議会に提出
  • 議員の過半数の賛成により新政権発足、否決の場合は再度首相指名から繰り返す

会期に先立ち、アバディ現首相は自身の率いる第3会派「勝利連合(ナスル:議席数42)」、ムクタダ・サドル師が率いる第1会派「変革への行進(サーイルーン:議席数54)」などの16会派による政治グループの組成を発表した。同グループは177議席となり、329の全議席のうち53.7%の過半数を占めることになる。一方、シーア派民兵組織のハディ・アミリ司令官が率いる第2会派「征服連合(ファタハ:議席数48)」と、ヌーリ・マリキ前首相率いる「法治国家連合:議席数26」は対立グループの形成を発表し、前述のグループからの切り崩しを図るなど、情勢は流動的に推移している。各派合計で47議席を有するクルド系グループは態度を保留している。

第4回イラク国民議会選挙は5月12日に行われた(2018年5月24日記事参照)。今回初めて導入された電子集計システムにより早々に暫定結果が発表されたものの、システムに不正があったとする声が各地で上がり、手作業による再集計が実施された。イラク独立高等選挙委員会(IHEC)は、8月15日に最高裁判所に再集計結果を提出し、8月19日に承認された。暫定結果からの大勢の変更はなかった。

(田辺直紀、オマール・アル=シャメリ)

(イラク)

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