富士貿易、ヒューストンで船用品供給ビジネスを強化

(米国)

ヒューストン発

2018年09月18日

富士貿易(本社:横浜市)は9月6日、テキサス州ヒューストンに6月1日付で米パートナー企業ガルフ・ステーツ・マリン・サプライズ(Gulf States Marine Supplies:GSM)と合弁で開設した現地法人GSM-フジ(GSM-FUJI,LLC)の新たな事業を祝して式典を行った。式典は富士貿易の深田雄社長およびGSMのべジル・ジャーマニデス社長立ち会いの下、ヒューストンの海事関係者らを招いて行われた。

同社は船舶に対する船用品や食料品を供給するマリン・サプライヤーとしてのグローバルなビジネスを展開しており、今後テキサス州および周辺州からシェールガス、オイル、石油化学製品などを輸出する船舶が増加することを見込んでいる。

富士貿易およびGSMによれば、「米国におけるマリン・サプライビジネスは、船用品の仕入れに時間を要すことが多く、また仕入れ先や仕入れた船用品の供給先(船舶)との関係構築は容易ではない。GSMはヒューストンで創業以来35年、仕入れ先および供給先との信頼関係を構築しており、十分な在庫確保のための倉庫も所有している。また富士貿易は船舶に対して多様なニーズに対するきめ細かいサービスの提供に強みを持っており、今回の合弁企業立ち上げは双方の強みを生かすことができる」としている。

写真 式典の様子(富士貿易提供)

(中川直人)

(米国)

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