10月の大統領選、候補者13人出そろう

(ブラジル)

サンパウロ発

2018年08月20日

8月16日、高等選挙裁判所(TSE)は10月7日に行われる大統領選挙の立候補者13人を発表した。うち主な候補者は、前サンパウロ州知事でブラジル社会民主党(PSDB)党首のジェラルド・アウキミン氏、リオデジャネイロ州出身の元軍人で社会自由党(PSL)所属の下院議員ジャイール・ボルソナーロ氏、元環境相で持続可能性ネットワーク(REDE)前党首のマリーナ・シウバ氏ら6人(表参照)。収賄の罪で二審の有罪判決を受け連邦警察に収監されているルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シウバ元大統領も、所属する労働者党(PT)から届け出を提出していた。

表 大統領選挙の主な候補者

なお、ルーラ氏の立候補についてTSEは届け出を受理したが、今後選挙登録の審査が行われるため、最終的にTSEによって登録が取り消される可能性も残っている。

民間調査会社イボッペが6月21~24日に実施した大統領選挙の世論調査によれば、ルーラ氏の支持率は依然高く、回答者の33%が支持するとしており、特に貧困層が多く居住する北東部で高い人気を誇る。一方、民間調査会社ダッタフォーリャが6月6~7日に実施した世論調査では回答者の46%が「不明」、23%が「白票」と回答している。ボルソナーロ氏の支持率は12%でルーラ氏(10%)を若干上回った。

(辻本希世)

(ブラジル)

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