カーン新内閣が発足、9月4日に大統領選

8月20日、カーン新内閣が発足した。7月25日に行われた総選挙で第1党となったパキスタン正義運動（PTI）のイムラン・カーン党首は、8月18日に首相就任の宣誓を行い、16閣僚およびアドバイザー5人から成る新内閣を編成し、新内閣のメンバーも8月20日に就任の宣誓を行った（新内閣の顔ぶれは添付資料参照。内務相は当面、首相が兼務）。

カーン氏率いるPTIは「ナヤ・パキスタン」（ウルドゥー語で「新しいパキスタン」の意）を選挙戦のスローガンとし、改革を推進する姿勢をアピールすることで支持を集めた。カーン首相は8月19日に就任後初の演説を行い、政府歳出、保健、教育など20の優先分野についての行動計画を発表した。

今後は9月4日に予定されている大統領選挙を経て、新政権発のプロセスが完了する予定。大統領は上院・下院および州議会議員による間接選挙で選出される。PTIは8月18日にアリフ・アルビ氏（シンド州選出）を候補者に決定した。

（野上活）