ハワイ訪問者、上半期の消費額は前年同期比10.8%増

(米国)

ロサンゼルス発

2018年08月09日

ハワイ州観光局は7月31日、2018年上半期(1~6月)の訪問者数や訪問者による消費額を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。訪問者数は前年同期比8.2%増の498万2,843人、訪問者による消費額合計は10.8%増の92億6,000万ドルで、いずれも過去最高を記録した2017年の年間実績(訪問者数938万人、消費額167億8,000万ドル)を上回るペースだった。

主要4島別にみると、オアフ島は訪問者数が前年同期比6.3%増の291万4,320人、消費額は10.6%増の40億8,000万ドル。マウイ島は訪問者数が7.6%増の146万3,513人、消費額は12.2%増の27億1,000万ドル。ハワイ島は訪問者数が7.2%増の93万419人、消費額は9.3%増の13億3,000万ドル。カウアイ島は訪問者数が11.5%増の69万8,375人、消費額は9.2%増の10億4,000万ドルだった。5月から一部地域で火山の噴火が続くハワイ島では、6月単月の訪問者数は前年同月比4.8%減の14万9,817人、消費額も0.9%減の1億9,430万ドルだった。

ハワイ州の訪問者が1日に消費する1人当たりの金額は、全体平均で前年同期比3.2%増の207.5ドルだった。国別にみると、米国の西部が0.8%増の181.5ドル、東部が4.2%増の215.8ドル、日本が5.4%増の257.5ドル、カナダが3.4%増の170.3ドル、中国が9.7%増の362.5ドル、韓国が5.9%増の301.3ドル、オーストラリアが0.9%増の278.4ドルだった(図参照)。中国からの訪問者数は2017年に15万1,295人で、日本からの156万8,609人と比べるとまだ少ないが、訪問者1人当たりの消費額は、ショッピングをはじめ他の国・地域と比べて多かった。

図 ハワイ州訪問者1人1日当たりの消費額(2018年上半期)

(北條隆)

(米国)

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