連邦政府がデジタル評議会を設置
(ドイツ)
ベルリン発
2018年08月31日
ドイツ連邦政府は8月22日、科学、研究、産業など国内外の10人の専門家で構成されるデジタル評議会
を設置した。将来のデジタル化について、専門家の経験や知見に基づき助言するほか、年2回、メルケル首相や政府のメンバーと会合を持つ。
同時にメルケル首相は、政府のデジタル化促進の取り組みについて次の4点を強調した。
- ブロードバンドとモバイル通信におけるインフラの拡充
- 子供のデジタル対応能力育成のための、連邦政府と州政府による学校へのブロードバンドインターネット環境とデジタル教育コンテンツの提供
- 行政手続きのデジタル化
- 今後重要なイノベーションが創出されるであろう人工知能分野で、ドイツが最前線に立つための連邦政府による人工知能戦略の策定
メルケル首相は「デジタル評議会の活動により、政府として私たちが実行できる多くの新しいアイディアがもたらされると確信する」と述べた。
(増田仁)
(ドイツ)
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