「かごしま焼酎大使」が上海で焼酎バーをオープン

(中国)

上海発

2018年08月24日

鹿児島県知事から「かごしま焼酎大使」に任命された有名中国人俳優の林棟甫氏が8月18日、上海で焼酎バー「JAZZ IN SHOCHU」(上海市閔行区虹梅路3337号)をオープンし、焼酎の魅力をPRした。オープニングセレモニーには、鹿児島県の岩切剛志副知事、在上海総領事館の片山和之総領事、鹿児島県酒造組合の本坊浩幸副会長のほか、薩摩酒造、小正醸造、濱田酒造など多くの焼酎メーカーが参加した。

現在、日本料理や日本酒、日本産のウイスキーは中国を含め世界的なブームとなっている。財務省貿易統計によれば、2017年の日本のアルコール飲料の中国向け輸出額は、前年比63%増の43億8,000万円と順調に伸びている。中でも特に日本酒が好調で、84%増の26億6,000万円と大幅に輸出を増やしている。

一方で、焼酎の中国向け輸出は前年比16%増の4億8,000万円と、アルコール飲料の中ではやや苦戦している。焼酎については、その魅力がまだ中国の消費者に十分に伝わっていないのが原因とみられるため、今回の焼酎バーのオープンを契機に、中国の消費者が焼酎の魅力を一層理解することが期待される。

写真 焼酎バーのオープニングレセプション、左から2人目が林棟甫氏(ジェトロ撮影)

(内田剛)

(中国)

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