湖南省の上半期GRP成長率は7.8％

湖南省統計局の7月18日の発表によると、2018年上半期（1～6月）の域内総生産（GRP）は1兆6,405億元（約26兆2,480億円、1元＝約16円）、実質成長率は前年同期比7.8％となり、中国全体の6.8％を1.0ポイント上回った（図参照）。

産業別にGRPをみると、第一次産業が前年同期比3.2％増、第二次産業が6.7％増、第三次産業が9.7％増となった。第二次産業のうち、一定規模以上の企業（注）の工業生産付加価値額は7.0％増だった。また、ハイテク技術産業の付加価値総額は9.8％増となったほか、2018年1～5月におけるソフトウエア・情報サービス業の付加価値総額は前年同期比44.3％増、エンターテインメント業が42.8％増となった。

貿易総額は31.6％増の1,304億2,100万元となり、全国平均の伸び率を23.7ポイント上回った。消費動向を示す社会消費品小売総額は10.3％増の7,165億7,100万元で、中国全体の伸びを0.9ポイント上回った。また、都市住民の1人当たり可処分所得は8.0％増となった。

湖南省統計局は経済動向について、「全体的に安定した経済成長を遂げており、ハイテク産業などの新興産業も力強い発展を遂げている」としている。

（注）その年の主な業務による売上高が2,000万元以上の工業企業。

（李成一、片小田廣大）