テンセント、華南クラウドコンピューティング基地を建設へ
(中国)
広州発
2018年08月16日
中国インターネット企業大手のテンセントと広東省清遠市政府は8月8日、「華南クラウドコンピューティング基地」プロジェクト投資枠組み協議を締結した。建設は10月から開始される。
クラウドネットワークシステム、クラウドプラットフォーム、クラウドストレージシステムなどについて、華南地区のユーザーにサービスを提供する。投資総額は300億元(約4,800億円、1元=約16円)を上回る見込み。完成後の営業収入は120億元以上を見込む。
2015年に清遠市と戦略協力協議を締結
共産党清遠市委員会の郭鋒書記は「今回のプロジェクトは都市と産業の構造転換・レベルアップを推進する重要なプロジェクトで、広東省政府が『デジタル広東』建設を進める上でも重要だ」とした。
清遠市とテンセントは2015年に「インターネット+」戦略協力協議を締結した。同協議には、ビッグデータに関する協力などが盛り込まれていた。
テンセントはこれまでに、汕尾市にある「深セン特別合作区」(注)に「騰訊クラウドコンピューティングデータセンター」を設立している。
(注)深セン市、汕尾市が共同で管理する開発区。
(河野円洋)
(中国)
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