アフリカ投資フォーラムロードショーが開催

アフリカ開発銀行（AfDB）主催のアフリカ投資フォーラムロードショーが7月25日にカイロで開催された。エジプトの官民関係者約80人、欧州復興開発銀行や世界銀行、国際金融公社の幹部なども参加した。

同フォーラムはロードショーとして各地を回り、アフリカ諸国への投資を増やし、民間プロジェクトの形成を促進することにより、産業界に革新と利益をもたらすことを目的としている。AfDBからは、総裁顧問のラサード・ラカール氏、常任理事のステラ・キロンゾ氏、エジプト担当役員のアフマド・ザイード氏、北アフリカ担当副局長のヤシン・フォール氏らが出席した。

登壇したエジプト投資・国際協力相顧問のマレック・ファワズ氏は、投資家によるグローバルな取り組みを強化するために、柔軟な資本流入により民間プロジェクトを円滑に実行し、各国との戦略的パートナーシップによって、アフリカ大陸における経済成長の機会を有効に活用できると述べた。民間セ​​クターの投資リスクを軽減するためのツールを提供することにより、銀行などの融資を円滑化させるとした。

エジプト元首相のイブラヒーム・マハラブ氏も出席し、エジプトはアフリカの中心国であり、有望な投資機会が数多くあると述べた。AfDBのステラ常任理事は、本フォーラムは企業や投資家にとって、アフリカ大陸における投資機会・パートナーシップ・共同開発プロジェクトの可能性に関する情報を得る良い機会だと述べ、11月7～9日に南アフリカ共和国で開催されるアフリカ経済フォーラムでは、多くの新規案件が提示されるだろうと述べた。

（常味高志）