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上半期の貿易は輸出入とも前年を上回る伸び

(香港)

香港発

2018年08月03日

2018年上半期の香港の貿易は、輸出が前年同期比9.3%増の1兆9,643億香港ドル(約27兆5,000億円、1香港ドル=約14円)、輸入が同10.5%増の2兆2,381億香港ドルといずれも堅調だった。貿易収支は2,738億香港ドルの赤字となった(添付資料の図参照)。輸出、輸入の伸び率はいずれも2017年通年(輸出:8.0%、輸入:8.7%)を上回った。

主要相手先別輸出・輸入動向をみると、輸出は1位が中国で11.9%増の1兆747億香港ドル、2位の米国は9.5%増の1,675億香港ドルだったが、3位のインドは21.4%減の648億香港ドルと大きく減少した(添付資料の表1参照)。

輸入は、1位が中国で8.6%増の1兆102億香港ドル、2位が台湾で14.9%増の1,710億香港ドル、3位がシンガポールで9.1%増の1,473億ドルとなっている。

主要品目別輸出・輸入動向をみると、輸出の1位は引き続き電気機器・同部品で18.4%増の7,462億香港ドル、2位は通信・音響機器で0.9%減の3,435億香港ドル、3位は事務用機器・データ処理機で18.9%増の2,171億香港ドルとなっている(添付資料の表2参照)。輸入上位3位も輸出と同じく、1位は電気機器・同部品(17.1%増の8,471億香港ドル)、2位は通信・音響機器(2.1%減の3,294億香港ドル)、3位は事務用機器・データ処理機(24.8%増の1,965億香港ドル)となっている。

政府は貿易摩擦の行方を懸念

2018年上半期の状況をみると、香港の対米貿易は輸出、輸入とも増加しており、米中貿易摩擦の影響は顕在化していない。米国政府は7月6日、818品目の中国製品(2017年の対中輸入額で340億ドル相当)に対し25%の関税賦課措置を実施したが、香港の日系物流企業の関係者は「一部の中国製品については、7月6日の関税賦課前に米国に輸出するべく、香港経由の航空便での前倒し出荷もあったようだが、それほど目立った動きは見られなかった」としている。

一方、香港政府は貿易摩擦の行方に懸念を強めている。政府のスポークスマンは「足元では世界経済の成長トレンドは持続しているが、米国と主要経済国・地域との貿易摩擦の激化が、今後の世界経済の雰囲気や貿易に影響を与える可能性があり、香港の輸出の先行きにも下振れリスクをもたらしかねない。政府としては継続的に状況を注視していく」とのコメントを発表した。

(中井邦尚)

(香港)

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