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ASEANと10回目の「デリー・ダイアログ」開催

(インド、ASEAN)

ニューデリー発

2018年08月06日

インドとASEANの政治・経済、安全保障、文化面などの関係強化を話し合う会議「デリー・ダイアログ」が7月19、20日、デリーで開催された。同会議は2009年から毎年開催されており、今回が10回目。インド政府はASEANとの踏み込んだ関係強化を目指す「アクト・イースト」政策を掲げており、1月にはASEANの首脳を招待し「インドASEAN対話関係25周年記念サミット」を開催している。

会議を主催したインドのスシュマ・スワラージ外相は、「インド太平洋は自由で開かれた包括的な地域で、保護主義や国家主義は直ちに避けられるべき」と強調。交渉中のインド、ASEAN6カ国、日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドによる東アジア地域包括的経済連携(RCEP)について「早期の妥結を期待する」と述べた。インドとASEAN間の年間貿易額は800億ドルを超えており、2020年までには1,000億ドルに達することが見込まれている。

経済セッションに登壇したインド商工省商業局のリタ・ティオティア次官は、南アジアとASEANの連結性強化の重要性に言及し、「インド国内外をつなぐインフラ整備による物流ルート構築のほか、貿易制度の整備や手続きの円滑化により効率を追求していく」とした。インドが推進する製造業振興策「メーク・イン・インディア」については、「インターネット環境、ビジネスプラットフォーム、サプライチェーンを整備し、グローバルバリューチェーン(GVC)にインドが参画していくことが重要」とした。また、ルールに基づいたマルチの通商協定に取り組み、高まる保護主義に対抗するためにも、「GVCが強力な武器になる」としつつ、RCEPについては、「一方的な利益に帰結しないバランスの取れたものにするべきであり、モノのみならずサービス貿易を含むべき」と述べ、バランスの取れた内容となれば早期に締結されるだろうとの見通しを示した。

(古屋礼子)

(インド、ASEAN)

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