ウラジオストクの「ヒュンダイホテル」が「ロッテホテル」として営業開始

(ロシア)

欧州ロシアCIS課

2018年07月24日

ロシア極東のウラジオストクの中心地で5つ星ホテル「ロッテホテル」が7月19日、正式に営業を開始した。同ホテルは以前には「ヒュンダイホテル」として知られ、日本人ビジネスパーソンや旅行客も利用してきた。同ホテルに付属するビジネスセンターには、日系企業も入居している。

同ホテルは1997年に建設され、2017年11月に韓国のロッテグループが所有権を同じ韓国の現代重工業から買収した。現地メディアによると、内部のリノベーション工事は行わず、当分は現状のままで営業を継続する見込み。

7月19日に開催された式典には、沿海地方のアンドレイ・タラセンコ知事やウラジオストクのビタリー・ベルケエンコ市長が参加。同知事は「ウラジオストクは成長しており、美しくなっている。サービス(ホスピタリティー)の文化も育たなければならない」と述べ、同ホテルが沿海地方の雇用増加とホテル業界の適正な競争に貢献することを期待した。

ロッテグループは現在、ロシアではモスクワ、サンクトペテルブルク、サマラ(沿ボルガ連邦管区)の3カ所でホテルを営業しており、ウラジオストクが4カ所目となる。

(高橋淳)

(ロシア)

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