イスラエル~中国間で増便や新規路線の開設

(イスラエル、中国、香港)

テルアビブ発

2018年07月04日

中国(香港を含む)とイスラエルとは既に、北京、上海、深セン、香港など複数都市で航空路線が開設されているが、8月には四川航空が成都~テルアビブ間に、海南航空が広州~テルアビブ間に直行便を開設する。

8月に四川航空と海南航空が新規路線

海南航空は、2015年の北京~テルアビブ線を皮切りにイスラエル便の運航を開始した。2017年には上海~テルアビブ線を開設している。

キャセイパシフィック航空は、2017年3月に週4往復で運航を開始。2018年3月(夏季スケジュール)以降、週4便から週6便へと増便した。10月から11月にかけては毎日1往復で運航する予定だ。

主なイスラエル発東アジア路線(2018年7月時点)は次のとおり。

  • キャセイパシフィック航空:テルアビブ~香港(週6便)
  • 海南航空:テルアビブ~北京(週4便)、テルアビブ~上海(週3便)
  • エルアル航空:テルアビブ~香港(週6便)、テルアビブ~北京(週3便)
  • 大韓航空:テルアビブ~ソウル(週3便)

今後の路線開設予定は次のとおり。

  • 海南航空:8月、テルアビブ~広州(週3便)
  • 四川航空:8月、テルアビブ~成都(週2便)

中国からのイスラエル訪問者数が急増

イスラエル中央統計局によると、2017年の中国からイスラエルへの来訪者は12万3,900人(前年比44.2%増)となった。2015年が5万1,800人、2016年が8万5,900人で2017年は2015年比で倍増している。なお、2017年にイスラエルを訪問した外国籍のビジター数は386万3.400人(7.1%増)だった。

また、日本からの来訪者数は2017年に1万7,900人となった。2015年1万200人、2016年1万2,200万人 と推移して増加傾向だが、2017年の実績を中国と比較すると、10万人以上の差がある。

(余田知弘)

(イスラエル、中国、香港)

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