深センで第3回国際ドローン展覧会が開催
(中国)
広州発
2018年07月04日
6月22~24日、深セン市のコンベンションセンターで第3回深セン国際ドローン展覧会(Shenzhen International UAV Expo 2018、以下「UAV EXPO」)が開催され、無人ヘリコプター、無人マルチコプター、無人飛行船、固定翼無人機などの分野に200社以上の企業が出展した。UAV EXPOは中国電子信息業界連合会、中国ドローン産業連盟、深センドローン業界協会の共催により、2016年から毎年6月に深センで開催されている。
深セン市は、サプライチェーンの完備や市政府の支援などにより、中国におけるドローン企業の集積地になっており、輸出向け民生用ドローンは全国の生産量の9割を占めている。深セン市における2017年のドローン生産額は前年比15%増の300億元(約5,100億円、1元=17円)となり、2018年は360億元を超える見込みだ(「深セン特区報」6月23日)。
今回のUAV EXPOには、ドローンで世界トップシェアを誇る大彊創新(DJI)や深セン一電科技(AEE)、深セン智航無人機などの主要企業が最新の製品を披露した。AEEの警察用ドローン「警鷹F600」は、200メートルの上空から走行する車両のナンバーを高精度に撮影でき、貨物も10キロまで積める。また、30種類以上の機能を持つ機器を搭載することも可能で、悪天候でもさまざまな角度から偵察や監視が可能だという。
今回は、米国、オーストラリア、日本、シンガポールなどからもドローン関連企業が出展した。
(黄冬瑩)
(中国)
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