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ブラジルとアルゼンチンの商工相が自動車を重要テーマに会談

(ブラジル、アルゼンチン)

サンパウロ発

2018年07月25日

ブラジル商工サービス省は7月12日、ブラジルのマルコス・ジョルジ商工サービス相が7月9日にアルゼンチンのダンテ・シカ工業生産相とブラジリアで会談したことを発表した。ジョルジ商工サービス相は6月に就任したばかりのダンテ・シカ工業生産相に祝意を伝えると同時に、両国の経済発展に資するべく関係を強化することを確認した。特に両国間の重要テーマとして、貿易で大きな比重を占める自動車分野に関して経済補完協定(ACE)14号による自動車協定が挙げられた。

現在の協定は、第42次追加議定書により2016年7月1日~2020年6月30日の期間、両国の輸出入額の比率による均衡係数(1.5)を設定し、関税ゼロを適用される輸入上限枠が設けられている。同比率は、両国の製造活動の統合、自動車産業の生産構造および貿易がバランスの取れたかたちで発展していることが確認されれば、2019年7月1日以降に係数を拡大(1.7)し、2020年7月1日以降は貿易自由化に移行することがうたわれていた。

なお、全国自動車製造業者協会(Anfavea)の資料によれば、ブラジル側の統計によるアルゼンチンとの自動車・同部品貿易額は、2017年に輸出で92億4,500万ドル、輸入で37億5,700万ドルとなっており、明らかに均衡係数を上回るブラジル側の出超が示されている。ジョルジ商工サービス相は今回の会談で、貿易自由化に向け両国の自動車産業の統合を徐々に進める重要性を強調し、特に新たな投資を促進する環境整備、企業を取り巻く制度的安全性の向上が必要との認識を示した。

今回の会談では、定期的に開催されている両国の自動車委員会(注)に関する今後の議題について意見交換されたほか、現在交渉中の南米南部共同市場(メルコスール)とEUの自由貿易協定(FTA)についても前進させるべく話し合いがもたれた。EUとのFTAでは、メルコスール側の自動車分野の市場アクセスも論点の1つとなっている。

(注)ACE14号の自動車委員会は、2008年に発効した第38次追加議定書第23条により設けられた両国の関係省庁の局長級2国間委員会。

(二宮康史)

(ブラジル、アルゼンチン)

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