セブン-イレブンが湖北省1号店を武漢市に出店へ

(中国)

武漢発

2018年07月18日

セブン&アイ・ホールディングスは7月11日、湖北省でコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を開店させることを発表した。まず、2019年1~6月に湖北省の省都、武漢市への1号店出店を目指す。湖北省での外資系コンビニチェーンの展開はローソンに次いで2番目。セブン-イレブンのフランチャイズ権を湖北東方美隣便利店(本社:湖北省武漢市)に付与し、同社を通じて事業を展開する。

武漢市内ではコンビニチェーンの出店が加速

湖北省には近年まで、外資系のコンビニチェーンはなかったが、2016年5月に外資系コンビニとして初めてローソンが湖北省武漢市に進出した。同社は、地場系小売り大手の中百集団とエリアライセンス契約を結び、「中百ローソン」として店舗を運営している。ローソンは、1号店開業から1年後の2017年5月までに武漢市内に100店舗を出店し、2018年7月現在で湖北省に約250店舗の出店を達成している。一方、地場系のコンビニチェーン「Today」は2017年末時点で武漢市内に376店舗を出店している。

武漢市では近年、外資系・地場系を問わずコンビニチェーン各社の事業展開が盛んに行われており、セブン-イレブンの進出も相まって、今後はさらに各社の競争が激しくなることが予想される。

(片小田廣大)

(中国)

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