広東省西部で初の高速鉄道「江湛鉄道」が開通
(中国)
広州発
2018年07月09日
7月1日、広東省の江門市と湛江市を結ぶ江湛鉄道が開通した。同省西部(注、図参照)初の高速鉄道で、珠江デルタ地域南西部にある両市を約2時間半でつなぐ。湛江市から省都の広州市までも8時間から3時間に短縮された。初日は3万8,000人が乗車し、乗車率は7割となった。
江湛鉄道は全長357キロ、最高時速は200キロ。江門、双水鎮、台山、開平南、恩平、陽東、陽江、陽西、馬踏、電白、茂名、呉川、湛江西の13駅が設置され、江門市、陽江市、茂名市、湛江市の4市を横断する。
開通から5年間は、広東省西部4市の域内総生産(GRP)を毎年3~5ポイント押し上げるとの予測がある。また、観光業の発展も期待されており、広東省鉄道会社旅客運輸業務部によれば、2018年の下半期、江門市、陽江市、茂名市、湛江市4市への観光客が前年同期比で10倍になる見通しという(「中国新聞網」7月2日)。
(注)湛江市、茂名市、陽江市、雲浮市を指す。
(郭冬梅)
(中国)
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