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上半期の貿易収支は赤字に、輸入が大幅増

(インドネシア)

ジャカルタ発

2018年07月31日

インドネシア中央統計庁(BPS)の発表(7月16日)によると、2018年上半期の貿易は、輸出が前年同期比10.0%増の880億1,860万ドル、輸入が23.1%増の890億4,030万ドルだった。輸入の大幅増により、貿易収支は10億2,170万ドルの貿易赤字となった。

ゴム・ゴム製品の輸出は2割超減少

輸出は、ガス(前年同期比24.5%増)、鉱物性燃料(23.1%増)、電気機器(0.7%増)、自動車・同部品(6.8%増)などで増加した(表1参照)。他方、ゴム・ゴム製品は21.2%減少した。米中貿易摩擦の影響でゴムの需要に不透明感が漂い、価格が低下したことが響いた(インドネシア・ゴム協会)。非石油・ガス分野の輸出先では、中国が122億9,640万ドル(34.3%増)と最大の輸出先で、米国、日本、インド、シンガポールが続いた(表2参照)。

表1 2018年6月、上半期輸出入実績
表2 2018年6月、上半期主要国・地域別の非石油・ガスの輸出入実績

主要品目の輸入は軒並み拡大

輸入は、原油(前年同期比47.9%増)、石油製品(11.1%増)、機械類(30.0%増)、電気機器(27.4%増)、鉄鋼製品(32.7%増)など主要品目で増加した。インドネシア経済・金融開発研究所(INDEF)エコノミストのエコ・リティティヤント氏によれば、断食明け休暇前に交通インフラの工事が加速したため、産業用資材の輸入が増加したという。非石油・ガス分野の輸入先では、中国が205億7,100万ドル(30.5%増)と最大で、日本、タイ、シンガポール、米国と続いた。

非石油・ガス分野の対中貿易赤字は82億7,460万ドルで前年から増加した。BPSのスハリヤント長官によれば、産業用途の財の需要増が影響したようだ。他方、対米貿易黒字は41億1,890万ドルとなった。米国へは主に履物、衣料品、ゴム製品、電子製品などが輸出されている。

貿易赤字について、インドネシア商工会議所のロサン・ロスラニ会頭は、収支の改善には工業分野の輸出拡大、新興国との貿易協定の締結、通貨ルピアの安定化が重要という見解を示した。地元紙では、米中貿易摩擦よりも、米国による一般特恵関税(GSP)見直しの影響を懸念する報道が見られる。

(デシー・トリスナワティ)

(インドネシア)

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