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ブラジルとの自動車協定、期間延長を提案

(アルゼンチン、ブラジル)

ブエノスアイレス発

2018年07月12日

アルゼンチン工業生産省とブラジル商工サービス省は6月29日、2国間で締結している経済補完協定(ACE)14号第42次追加議定書に関する局長級会合を開催した。ブラジルは自動車分野の早期自由化や、両国間の自動車貿易の不均衡是正に向けた均衡係数の引き上げを模索している。アルゼンチンは2020年6月の有効期限の終了後の期間延長を提案した。

同追加議定書は、自動車および自動車部品の貿易バランスを維持するための均衡係数1対1.5を定めている。ブラジルからアルゼンチンへの輸出額100万ドルに対して、アルゼンチンからブラジルへの輸出額150万ドルまでの関税が無税となる仕組みだが、実態は均衡係数が保たれていない。2015年7月から2018年1月までの自動車貿易をみると、アルゼンチンからブラジルへの輸出額とブラジルからアルゼンチンへの輸出額の割合は1対2.01となっている。つまり、「ブラジル側が係数を超えた輸出を行っている」(「バエ・ネゴシオス」紙6月29日)というわけだ。

アルゼンチン政府は、2023年までに国内生産100万台の実現を目指す計画を掲げている(2018年1月31日付「アルゼンチン自動車及び自動車部品産業調査報告書(2018年1月)」参照)ものの、2020年6月までの均衡係数1対1.5の達成は難しいとの考えだ。アルゼンチンの自動車メーカーにとっては、4月以降の通貨急落によって、輸入に依存する自動車部品などのコスト高、国内販売の不振、政策金利急騰による販売店の在庫増などから、短期的には新規投資を行いにくい環境に陥っている。6月に工業生産相に就任したダンテ・シカ氏は自動車産業界に精通しており、国内メーカーの競争力強化に向けた政策の動向が注目される。

(紀井寿雄)

(アルゼンチン、ブラジル)

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