国家重点実験室を2020年までに700カ所に拡大

(中国)

上海発

2018年07月03日

科学技術部は6月25日、「国家重点実験室の建設・発展強化に関する意見」を発表し、2020年までに国家重点実験室(以下、実験室)を700カ所に増やすとした(表参照)。うち、大学や研究機関などが設置する実験室が300カ所で最も多く、2016年末の実績に比べて18.1%増となったほか、企業が設置する実験室は52.5%増の270カ所にする計画だ。そのほか、東部沿海に比べて研究水準が低いとされる中西部のレベルを上げるため、各地方政府と科学技術部が共同で整備する実験室を3.3倍の70カ所に増やす予定だ。

表 国家重点実験室の設置目標

科学技術部は2025年までの目標として、実験室の一部が世界的にも最先端の科学センターとなり、世界の技術発展に大きな影響を与え、独創的な成果を生み出すとしている。今後、技術先進国との基礎研究での格差を縮小するため、数学や物理、化学、地学、生物学、医学など、特に幹細胞、バイオ、脳科学、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)などの先端分野で実験室の設置を重点的に進める。

科学技術部は実験室を5年ごとに再評価しており、5月に公表した企業設置の実験室99カ所の評価結果をみると、「優秀」と「良好」の合格ラインとされたのがそれぞれ25カ所、62カ所、2年間の「期限付き改良」の実験室が8カ所で、取り消しとなった実験室は4カ所あった。

(劉元森)

(中国)

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