ウルグアイとコロンビアの経済補完協定が発効

(ウルグアイ、コロンビア、南米南部共同市場<メルコスール>)

米州課

2018年07月20日

ウルグアイは6月1日、政令152/2018号にて南米南部共同市場(メルコスール)とコロンビアが締結済みの経済補完協定第72号(ACE72号)を批准し、6月11日に発効した。ACE72号は2005年に発効した同59号を更新・拡大するもので、2017年7月21日にメルコスールとコロンビア間で署名され、ブラジルとアルゼンチンは2017年12月20日に批准済みだ(2018年1月12日記事参照)。なお、メルコスール4カ国のうちパラグアイは国内手続きを終えていない。

ACE72号は自動車、繊維、鉄鋼の市場アクセス改善が主要な改定点であることから、ウルグアイの国内産業には大きな影響は及ぼさないため、ウルグアイの対コロンビア関税削減対象品目(タリフライン)のほとんどは即時撤廃か段階的引き下げ対象となっている。また、コロンビアはウルグアイに対して約3,300トンの牛肉(冷凍・冷蔵、骨あり・なしの合計)の無関税割当を与えている。ウルグアイは人口の4倍の肉牛(約1,200万頭)を飼育するほどの生産量を誇り、中国や欧州への牛肉輸出は国策の1つとなっているものの、2017年の輸出額の28%(25億4,900万ドル)が中国向けと偏りがある。タバレ・バスケス大統領は2国間自由貿易協定(FTA)を視野に入れた通商関係を模索するなど、中国との関係強化を進めているものの、輸出先の多角化は必要であるため、ACE72号のみならず協議中のEUとのFTAにおいても牛肉の輸出拡大を優先している。

(志賀大祐)

(ウルグアイ、コロンビア、南米南部共同市場<メルコスール>)

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