上半期の輸出は半期ベースで過去最大に

(韓国)

ソウル発

2018年07月26日

韓国貿易協会は7月18日、2018年上半期(1~6月)の輸出入統計を発表した。それによると、輸出は前年同期比6.5%増の2,971億8,500万ドル、輸入は13.2%増の2,651億3,000万ドルだった。貿易黒字は前年同期に比べ縮小したものの、320億5,500万ドルを記録した。輸出の増加は、世界経済の回復、半導体など好調なIT、原油価格上昇などによるもので、産業通商資源部によると、半期ベースでは過去最大の輸出実績となった。

輸出を品目別(韓国独自コードのMTI3桁ベース)にみると、半導体、石油製品、合成樹脂、鉄鋼版、コンピュータが2桁の増加となった(表1参照)。

地域別でみると、中東、大洋州を除く全ての地域が増加した(表2参照)。特にアジアは中国、香港、日本が2桁増となり、日本は石油製品、合成樹脂などが増加した。

表1 韓国の主要品目別輸出
表2 韓国の主要地域・国別輸出

一方、輸入を品目別にみると、原油が前年同期比32.3%増、天然ガスが37.7%増、石炭が6.1%増となるなど、原材料の好調さが目立った(表3参照)。また、半導体生産の増加に伴い、半導体製造用装置の輸入が29.4%増となった。

地域別にみると、全ての地域で増加した(表4参照)。日本は3.3%の微増だったが、半導体製造用装置が前年同期比30.6%増と大きく伸びた。

表3 韓国の主要品目別輸入
表4 韓国の主要地域・国別輸入

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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