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首都アブジャの都市型鉄道一部区間が開通

(ナイジェリア)

ラゴス発

2018年07月20日

ナイジェリア初となる首都アブジャの都市型鉄道の一部区間が7月12日、竣工(しゅんこう)し、ブハリ大統領が商業運転開始を宣言した。今回開通したのはアブジャ市内からアブジャ国際空港に至る44キロの区間だ。

アブジャ軽鉄道システム(ALRS)と名付けられたこの鉄道の計画総延長は78キロ。客車の形状は日本の都市近郊型とほぼ同じだが、線路に架線はなく、ディーゼル機関車が牽引するタイプで、建設費の総額は8億4,000万ドルとなっている。

ALRS計画はもともと、2014年のコモンウェルス・ゲームズ(英連邦に属する国や地域が参加して4年ごとに開催される総合競技大会)の誘致のために立ち上げられ、オバサンジョ政権時代の2007年5月に起工した。

中国土木工程集団(CCECC)が受注し、中国輸出入銀行は建設費用5億ドルをナイジェリア政府に融資していたが、CCECCは2010年11月時点においても所要費用の20%しか政府から受け取っていないと主張していた。資金難で建設が進まず、竣工式前日の7月11日にも、CCECCのジャック・リー・マネジングディレクターは、竣工区間に該当する費用のうち90億ナイラ(約27億円、1ナイラ=約0.3円)が未払いのままだと述べていた。

ナイジェリアの商業都市ラゴスでは、同じくCCECCが鉄道建設を進めている。ラゴスから北北東のイバダンまで延長157キロの標準軌鉄道を建設する計画で、6月28日、政府はCCECCに対してラゴス側の建設を進めるようあらためて指示した。建設費の総額は15億ドルで契約上の完成期限は12月に迫っている。4年に1度の大統領選挙を2019年2月に控え、世論の支持を獲得しようとするブハリ大統領の狙いがうかがえる。

日本が関わるナイジェリアの鉄道インフラは、2016年8月にラゴス州政府が発表したラゴス中心市街地のモノレール建設計画で、国際協力機構(JICA)が協力する。建設費の総額は10億ドル。既に過密になっている土地を収用することなく、慢性的渋滞に悩まされている市街地を循環するモノレールを建設するものだが、州政府の方針が定まらず計画は進んでいない。

(西澤成世)

(ナイジェリア)

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