日本文化体感イベント「Feel Japan」がホーチミンで開催

(ベトナム)

ホーチミン発

2018年07月27日

今回で4回目となる日本文化体感イベント「Feel Japan in Viet Nam 2018」が、7月14~15日にホーチミン市内で開催された。大手旅行会社ソンハンツーリストと、日本を紹介する情報誌を発行するKilalaコミュニケーションとの共催によるもので、90店舗以上が出展し、日本の文化だけでなく製品や観光などを紹介した。2017年のベトナムの訪日旅行者数は30万8,900人と過去最高を記録しており、イベント来場者数は過去最多の約3万人となり、当地の日本への関心が高まっていることを示した。

日本への関心、若者だけなく家族連れにも

会場では、来場者が日本の旅行パンフレットや購入した食品、化粧品および文具などを手にしている様子が数多く見られた。旅行ブースでは、現地でツアーガイドを見つけられるアプリなど、旅行に役立つ情報が紹介された。化粧品ブースを訪れた女性は「韓国のメークは人気あるが、自然な美しさを引き出す日本のメークに関心がある」と語った。また家族連れは、子供の好きなドラえもんやハローキティの菓子を購入したという。主催者は「イベント参加者は通常、若者中心になるが、当地で人気のドラえもんを使ったプロモーションのおかげで、家族連れも多い」と、幅広い年代のイベント参加を歓迎した。

2016年12月の査証取得要件緩和や、2017年9月以降の格安航空会社(LCC)直行便就航により、ベトナム人にとって日本が一層身近になっている。家族やグループで日本を訪れ、日本の商品に直接触れる機会も増えることから、今後、幅広い年代から日本の製品やサービスの需要が高まることが期待される。

写真 会場内の様子(Kilalaコミュニケーション提供)

(小林亜紀、ダン・ティ・ゴック・スオン)

(ベトナム)

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