自動車部品メーカーのボルグワーナー、CEOの交代を発表

(米国)

シカゴ発

2018年06月12日

米国の自動車部品大手ボルグワーナーは6月7日、ジェームス・R・ベリアー社長兼CEO(最高経営責任者)が8月1日付で退任することを発表した。後任にはターボチャージャー関連事業を展開するグループ会社の元社長で現在、副社長兼COO(最高執行責任者)を務めるフレデリック・リサルド氏が昇格する。ベリアー氏は2019年2月末まで経営アドバイザリーの非役員として残り、引き継ぎを行う。

ベリアー氏は発表に際し、「私の在任中にボルグワーナー社員が達成した業績には誇りを持っており、また現在、弊社はさらなる発展を目指せる良い競争環境にあると確信している。そのため、このタイミングで後任に席を譲るべきだと感じた。後任者フレッドは長年共に働いてきたグローバルリーダーであり、今後の弊社の成長を継続させてくれると確信している」と述べた。

ボルグワーナーはミシガン州アーバンヒルズが本社で、自動車用トランスミッション、エンジン用部品、タイミングシステムなどを製造する。日本では100%出資会社ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパンの工場が三重県にある。2017年3月31日には同工場への戦略的投資を発表している。

(河内章)

(米国)

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