グジャラート商工会議所が「ジャパンデスク」を設置

(インド)

アーメダバード発

2018年06月29日

グジャラート商工会議所(GCCI)は6月16日、アーメダバードの本部に日本企業の進出支援窓口として「ジャパンデスク」を設置し、開所式にはJ.N.シン州政府首席次官らが出席した。GCCIは1949年に設立され、会員企業は5,000社以上、200以上の協会や地方の商工会議所を傘下に持ち、会員は20万人を超える。

「ジャパンデスク」設置に先立つ4月8~15日には、ジャイミン・ラシクラル・バサ副会頭を団長とするGCCI幹部ら計17人が、日本企業誘致のため東京、神戸、大阪を訪問した。東京では、ジェトロ、日印経済委員会(JIBCC)、在日インド大使館、海外投資融資情報財団(JOI)、中小企業基盤整備機構(SMRJ)などを訪問したほか、複数の日本企業と個別面談を実施した。神戸では、井戸敏三兵庫県知事と寺崎秀俊副市長を表敬訪問、連携強化について意見交換を行った。バサ副会頭は訪日中に「これから商工会議所の中に『ジャパン・ヘルプ・デスク』を設立し、インド企業の日本進出や日本企業のインド進出を後押ししたい」との意向を示していた。

「ジャパンデスク」では、(1)日本企業と同州の中小・零細企業とのジョイントベンチャー(JV)設立や技術移転に関する相談対応や商談のアレンジ、(2)工場設立のためのサポート、(3)アーメダバード出張時のレンタルスペースの提供(1週間無料)、(4)日本からの企業ミッション派遣のサポートなどを通じて、日本企業の同州進出を後押しするという。利用時間は月曜~金曜日の正午から午後6時。英語の話せるインド人スタッフ1人が日本企業からの相談対応を行う。

写真 グジャラート商工会議所内に設置されたジャパンデスク(ジェトロ撮影)

(丸崎健仁)

(インド)

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