海南省、国際映画祭の開催を検討

(中国)

広州発

2018年06月22日

海南省政府は6月13日、国際映画祭の開催を検討すると発表した。4月11日に中国政府が発表した「海南省の改革開放の全面的深化の支持に関する指導意見外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(以下、12号文件)で、海南省での国際映画祭開催への支持が明記されていた。

海南省政府は12号文件の発表を受け、海南省で国際映画祭を毎年1回開催するため、関連法案の起草準備を始めた。有名な映画祭の実施企業を誘致するとともに、著名な映画関係者を招き、国際的な知名度と影響力を持つ映画祭にするとしている。

海南省では2014年から21世紀海上シルクロード沿線国を対象とした「海南(21世紀海上シルクロード)映画祭」が開催されているが、新たな国際映画祭は全世界を対象にしたものになるとみられる。

中国の主な国際映画祭としては、1993年から上海国際映画祭、2011年から北京国際映画祭が開催されている。中でも上海国際映画祭は、国際映画製作者連盟公認のコンペティションを行う長編映画祭となっている。同様の公認を受け長編映画のコンペティションを行っている映画祭は、カンヌ、モスクワ、ベルリン、東京など世界で15ある。

(河野円洋)

(中国)

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