GMテネシー工場、3シフト制復活と700人の再雇用を発表

(米国)

アトランタ発

2018年05月07日

米ゼネラル・モーターズ(GM)は、テネシー州スプリングヒルの工場で、2017年秋に廃止した3シフト制を2018年9月中旬に復活、レイオフしていた700人を再雇用すると発表した。

同社は全米自動車市場における売り上げ鈍化、在庫調整のためとして、2017年11月に3シフト制を廃止、約700人をレイオフしていたが、クロスオーバーSUV(CUV)への需要が2018年に入っても増加傾向にあることから、1年足らずで3シフト制を復活することになった。

同工場で生産されているフルサイズクロスオーバーSUVのGMC「アカディア」は、2018年第1四半期を通じて売り上げが2.7%増加、他方キャデラック「XT5クロスオーバー」は10%増加し、キャデラック全モデルの中で売り上げトップとなった。

同工場では、キャデラックのクロスオーバーの生産に向けて2億9,400万ドルの設備投資を行うことが既に2017年に発表されているが、さらに、オーストラリア・ニュージーランドに輸出するホールデン・アカディアも2018年後半から生産を始める。

(ラマース直子)

(米国)

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