大統領選世論調査、ドゥケ氏とペトロ氏が決選投票進出か

(コロンビア)

ボゴタ発

2018年05月18日

大統領選挙まで2週間余りとなった5月10日、最新の世論調査の結果が発表された。調査会社シフラス&コンセプトが5月3日から7日にかけて行った同調査によると、民主中道党のイバン・ドゥケ氏が34.0%で支持率トップとなっている。次いで、前ボゴタ市長のグスタボ・ペトロ氏が22.5%、前メデジン市長のセルヒオ・ファハルド氏が13.8%、前副大統領のヘルマン・バルガス氏が13.2%となった(添付資料参照)。

5月27日の大統領選で過半数を制する当選者がいない場合、6月17日に上位2人による決選投票が行われる。世論調査の結果をみると、ウリビスタ(ウリベ前大統領支援者の呼称)からの支持を強みにトップを走るドゥケ氏と、所得再配分を重視し低所得層からの支持を集めるペトロ氏両氏が決選投票で争う可能性が高い。

今回の世論調査でドゥケ氏は1.4ポイント、ペトロ氏は2.1ポイント、それぞれ前回の4月から支持率を下げた。一方、ファハルド氏は3.9ポイント、バルガス氏は2.5ポイント上昇している。また、白票も4月の4.5%から2.3ポイント上昇して6.8%となっている。回答者全体のうち82%は誰に投票するか決めたとしている一方、11%はまだ決めていないとしており、浮動票の行方が注目される。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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