広東省や海南省など、北部湾都市群発展の重点活動協議書に調印

(中国)

広州発

2018年05月16日

広東省、海南省、広西チワン族自治区は5月9日、海南省海口市で「2018~2019年『北部湾都市群発展計画』を推進する連携重点活動」に関する協議書に調印した。

「北部湾都市群発展計画」(以下、計画)は2017年1月20日に国務院により承認された。北部湾(トンキン湾)都市群には、広東省の湛江市、茂名市、陽江市、広西チワン族自治区の南寧市、北海市、欽州市、防城港市、玉林市、崇左市および海南省の海口市、タン州市、東方市、澄邁市、臨高県、昌江県が含まれる。同都市群は、中国の沿海部および国境から成る地域であり、中国とASEANの開放と連携において、重要な戦略的位置とされている。

協議では5つの重点活動として、(1)交通インフラ施設などの先導的連携プロジェクトを着実に推進し、相互に連結した交通ネットワークを構築すること、(2)都市群の生態環境ガバナンスの連携システムを整備し、地域間の生態環境対策を強化すること、(3)重要な開放ルートおよびプラットフォームの建設を推進し、海上・陸上の双方向の開放および連携を深化すること、(4)産業のマッチング・融合などの基礎的連携プロジェクトを積極的に推進し、相互に連動した産業発展を促進すること、(5)北部湾都市群が広東・香港・マカオ大湾区と連結することを積極的に推進することが盛り込まれている。

(黄冬瑩)

(中国)

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