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2017年のカナダの輸出入はいずれも増加

(カナダ)

トロント発

2018年05月15日

カナダ統計局によると、2017年の貿易額(通関ベース)は、輸出が前年比7.0%増の5,020億カナダ・ドル(約42兆1,680億円、Cドル、1Cドル=約84円)、輸入は、前年比5.2%増の5,611億Cドルで、いずれも増加した。輸出では、最大品目の原油を含む鉱物性生産品(構成比24.0%)が30.9%増と大幅に増加し、1,205億Cドルとなった(添付資料の表1参照)。2番目の輸出品目である自動車・関連部品(15.5%)は前年比5%減少したものの、4番目の輸出品目である卑金属(8.0%)が15.1%増となった。

国・地域別では、相手国として最大の米国(構成比75.1%)が前年比6.5%増の3,770億Cドルとなった(添付資料の表2参照)。2016年に落ち込んだ鉱物性生産品の輸出が前年比31.1%増と回復し、また、アルミニウム、鉄鋼の輸出がそれぞれ約20%増加した。EU28カ国(構成比7.8%)向け輸出は5.3%増の390億Cドルで、英国への金の輸出が10.1%、白金が2.3倍になったことなどが寄与した。

東アジア(構成比7.5%)向け輸出は、13.7%増の376億Cドルになった。特に2015年1月1日に自由貿易協定(FTA)が発効した韓国への輸出は21.4%増の52億Cドルとなり、特に鉱物性生産品が前年比56.6%増と高い伸びを示した。

日本(構成比2.3%)向け輸出は、10.5%増の117億Cドルだった。主要品目のうち、鉱物性生産品が57.0%、肉類が13.5%と2桁の伸びとなった。

輸入は自動車・関連部品が牽引、香港は3割増加

輸入は前年比5.2%増の5,611億Cドルだった。主要輸入品目である自動車・関連部品(構成比17.1%)は7.7%増の962億Cドルとなったほか、減少が続いていた鉱物性生産品や卑金属が増加に転じた(添付資料の表3参照)。

国・地域別では、相手国として最大の米国(構成比51.3%)は3.5%増の2,880億Cドルとなった(添付資料の表4参照)。最も大きな輸入額を占める自動車・関連部品が4.9%増加し、また3位の輸入額を占める鉱物性生産品が15.7%増加した。

東アジア(18.2%)は前年比6.1%増の1,022億Cドルで、最大の輸入相手国である中国からの輸入が10.2%増の709億Cドルと堅調に伸びたが、韓国からの輸入は17.8%減の87億Cドルとなった。2016年にカナダの油田開発計画向け大型建造物が輸出されたため、輸出額が急増したが、その反動とみられる。

日本(構成比3.1%)からの輸入は10.9%増の175億Cドルとなった。最も大きな輸入額を占める自動車・関連部品が10.8%増となったほか、金も5.9倍と伸びが目立った。

(伊藤敏一)

(カナダ)

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