「西成高鉄」「成都地下鉄7号線」の運行開始

(中国)

成都発

2018年04月06日

成都市は地下鉄投資を急速に拡大させており、同市の建設計画によると、2020年までに13本の路線が開通、2050年までに24路線1,350キロが建設される予定となっている。

この一環として、成都市の地下鉄7号線が2017年12月6日に開通した。同線は、成都市初の環状線地下鉄として、多くの駅で既存の地下鉄各路線に接続している。駅数は31、総距離は38.61キロだ。

また、成都市と陝西省西安市を結ぶ高速鉄道「西成高鉄」が2017年12月6日、正式に開通した。成都市からの始発電車は、成都東駅を出発して、西安北駅に到着する。開通によって従来約11時間だった成都-西安間の所要時間が4時間に短縮された。中国鉄路成都局集団によると、同鉄道の運賃は1等席が397元(約6,700円、1元=約17円)、2等席が263元。全長は658キロで、計画上の最高時速は250キロとなっている。また、同高速鉄道の開通により、重慶市と西安市の間の所要時間も従来の9時間から約5時間に短縮されている。今回の西成高鉄の開通で、西部地域である成都市、重慶市、西安市が自身の競争力を高めつつ、広域的な地域間連携、協力等が実現することが期待されている。

(王植一)

(中国)

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