2018年第1四半期GDPは5.1%増

(ウズベキスタン)

欧州ロシアCIS課

2018年04月26日

ウズベキスタン国家統計委員会は4月13日、同国の2018年第1四半期の実質GDPは前年同期比5.1%増と発表した。名目GDPの総額は64兆9,580億スム(約8,444億円、1スム=約0.013円)、1人当たりのGDPは3.3%増の198万6,000スム。

部門別では、鉱工業は前年同期比5.0%増。製造業が1.8%増、鉱業は20.7%と大幅に増加した。サービス分野は、運輸・倉庫と情報・通信(7.1%増)を中心に4.6%増。建設分野は、目下進行中の大型集合住宅建設や、企業の拡張・近代化の投資プロジェクト実施を背景に12.2%増。農林水産業は1.8%増となった。

<国際金融機関も2018年は5%以上の成長を予測)

2018年3月14日付のIMFのレポートによると、良好な外需と資源価格の安定、農産物収穫の向上、生産設備や住宅建設の増加などにより2018年通年の実質GDP成長率は5.0%を見込む。インフレ率は、2018年は16.9%(2017年は18.9%)の高水準で推移するとの予測だ。IMFは政府が2017年9月に外為規制撤廃に踏み切るなど経済の自由化・正常化を推進する初期段階にあっては、高いインフレ率は普通に起こり得ることだとしている。

このほか、アジア開発銀行(ADB)は2018年のGDP成長率を5.5%、インフレ率を16%程度と予測している(インターネット情報サイト「Uzdaily.uz」4月13日)。

(今津恵保)

(ウズベキスタン)

ビジネス短信 aef3087faa0e47bc