GM、シェルと連携しガソリンの車内決済を開始

(米国)

シカゴ発

2018年04月26日

GMは4月18日、ガソリンスタンド大手のシェルと連携し、車載ダッシュボードでの給油決済を開始すると発表した。対象車種は2017年以降に販売された同社の代表的な車種であるシボレーとなる。またデトロイトニュース(4月18日)によると、現在この機能はデトロイト、シアトル、ヒューストンで利用でき、数カ月以内に全米1万4,000カ所以上のシェル・スタンドで利用可能になるという。

この機能はGM車のダッシュボードに搭載されている「マーケットプレイス」アプリを介して利用できる。ユーザーが車内ディスプレーでシェルのアイコンをクリックし一連の操作を行うと、給油のためのコードが発行される仕組みだ。自動的に課金され、ガソリンスタンドのポイントも貯めることができる。

米国ではインターネットやセンサーなどで外部と情報をやり取りする「コネクテッドカー」が普及しつつある。GMは2017年12月5日に初めて「マーケットプレイス」をリリースし、車載ダッシュボードでのレストラン予約や、スターバックスやダンキンドーナツといった店舗で、訪問前の事前注文と決済を可能にした。

(河内章)

(米国)

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