遼寧省、1~3月の一定規模以上の工業付加価値額は8.5%増

(中国)

大連発

2018年04月26日

遼寧省統計局の4月18日の発表によると、同省の2018年1~3月における一定規模以上の企業(注)の工業付加価値額は前年同期比8.5%増だった。内訳として、採鉱業は14.2%減、製造業は9.6%増、電力・熱エネルギー・ガス・水の生産・供給業は9.8%増だった。

同省の一定規模以上の工業付加価値額のうち、製造業が最も大きな割合を占めた。そのうち、コンピュータ・通信・その他の電子設備製造業(33.9%増)、汎用(はんよう)設備製造業(21.8%増)、非金属鉱物製品業(16.5%増)、専用設備製造業(16.2%増)、医薬製造業(13.6%増)、石油加工・コークス製造・核燃料加工業(13.1%増)、自動車製造業(8.5%増)、黒色金属製錬・圧延加工業(6.9%増)、農産品加工業(5.9%増)、鉄道・船舶・航空・その他運輸設備製造業(3.0%増)などが前年同期比で伸び、工業の回復に寄与した。

同省の一定規模以上の工業付加価値額は停滞が続いていたが、2017年8月に単月で3年ぶりにマイナス成長を脱し、2017年通年では前年比4.4%増となっていた。

(注)その年の主な業務による売上高が2,000万元以上の工業企業。

(呉冬梅)

(中国)

ビジネス短信 19eec97bdd09772a