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医薬品庁のアムステルダム移転、政府が歓迎のコメント

(オランダ、EU、英国)

アムステルダム発

2017年11月21日

英国のEU離脱(ブレグジット)に伴い、欧州医薬品庁(EMA)をアムステルダムに移転するEU理事会の決定を受け、オランダ政府はEMAや職員とその家族が移動してくることを歓迎し、EMA事業の継続性を守ることを確実に実行すると発表した。

政府はEMA機能の確実な継続を表明

オランダ政府は11月20日、EU一般問題理事会の決定(2017年11月21日記事参照)を受け、政府の公式ウェブサイトにおいてコメントを発表した。「オランダ政府は、EMA、スタッフおよびその家族がオランダに来ることを歓迎する。また、EMAの移転中および移転後の全てのEU域内患者にとって重要なEMAの業務の継続性を守り、機関が中断することなく機能し続けることを確実にする」としている。

今回の決定について、ブルーノ・ブラウンス医療相は「欧州域内の全ての患者にとって良い知らせだ。アムステルダムが選ばれたことで、EMAはブレグジット後も、その重要な機能を滞りなく継続的に執行することができる」と述べた。また、マーク・ルッテ首相は自身のツイッターを通じて、「これはEU域内の全ての患者にとって良い知らせだ。また、オランダにとっては雇用創出をもたらし、かつ、毎年3万6,000人の専門家がEMAを訪れることになり、国内経済に付加価値をもたらす」とのメッセージを発信した。

19都市が立候補、3回の投票で決定

現地の複数報道によると、EMAの移転先には19都市が立候補し、合計3回の投票により決定された。第1回投票でミラノ、コペンハーゲン、アムステルダムの3都市が選ばれた。第2回投票ではミラノとアムステルダムに絞られ、最終となった第3回投票で、アムステルダムが選出された。EU機関の所在地の地理的なバランスから、ブラチスラバ(スロバキア)が有力都市の1つとみられていたが、第1回投票を通過できなかった。

EUの決定を受け、グイド・ラシEMA長官は同機関ウェブサイトでコメントを発表。「アムステルダムはわれわれの求める条件の多くを満たしてくれた」とし、「同都市は素晴らしい連結性とわれわれの要望に沿う職場を備えている」と述べた。

EMAの発表によると、遅くとも2019年3月末までに完全移転するとしている。今後は、通常業務に支障を来すことなく、移転作業をスムーズに実施できるかが焦点となる。

(大滝泰史)

(オランダ、EU、英国)

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