新選挙法が施行、小選挙区制と比例代表制の並立に-勝利政党への議席付与廃止、政治不安定化の懸念も-

(イタリア)

ミラノ発

2017年11月15日

新選挙法案が議会上下両院で可決後、大統領の署名を経て、11月11日に官報掲載され施行された。上下両院の選挙は小選挙区制と比例代表制を並立したものとなる。違憲判決の出ていた旧選挙法で規定されていた、勝利した政党連合にプレミアム議席を付与する制度は廃止され、1党への権力集中は抑制されることになるが、政権運営の不安定化につながる可能性もある。

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