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中・東欧3カ国から初のバイオ関連産業ミッションが来日-「バイオジャパン」で製品や研究開発をアピール-

(チェコ、ポーランド、ハンガリー、日本)

プラハ発

2017年11月16日

ジェトロは、バイオビジネスにおけるアジア最大級の展示会「バイオジャパン」(10月11~13日、パシフィコ横浜)の開催に合わせ、チェコ、ポーランド、ハンガリーのバイオ関連企業を初めて日本に招いた。中・東欧では安価かつ優秀な人材が確保できることを背景に、外資系の医薬品大手が進出しているほか、地場の医薬品開発受託機関(CRO)、ジェネリック医薬品メーカーなども競争力を高めつつある。また、EUからの補助金を活用し、研究開発(R&D)や創薬に取り組む企業も出てきている。

「バイオジャパン」でパートナー企業を探す

チェコは、遺伝の法則で有名なメンデルが生まれ、ソフトコンタクトレンズや抗エイズ薬向け複合体を開発した国だ。また、「バイオテクノロジー」という用語はハンガリーで初めて使われたといわれ、中・東欧地域はバイオ分野に強みを持つ。各国ともグローバル企業の進出に加え、豊富なEUからの補助金を背景に、研究開発拠点の集積も進んでいる。ポーランドでは、安価で優秀な人材が確保できることで、地場の有力なCROが業績を伸ばし、EU補助金を活用して研究開発に取り組む例も出始めている。ジェネリック医薬品やバイオシミラー(バイオ後続品)の製造・開発も盛んだ。

中・東欧で研究開発や創薬に取り組む企業は、海外展開にも関心を持ち始めている。日本でも創薬費用が製薬大手の重荷となり、各社がアウトソーシングを進め、CROなどを活用する事例が増えている。また、海外との共同研究を目指す動きも、大手だけでなく中堅企業にも広がっている。

ジェトロは、チェコ、ポーランド、ハンガリーのバイオ関連企業9社からなるミッションを結成し、「バイオジャパン」の開催に合わせ10月9~13日に日本に派遣した(ミッション参加企業の概要は添付資料参照)。バイオジャパンへの出展とともに、10月13日には展示会会場で「中・東欧バイオ・ヘルスケア産業」セミナーを開催し、ジェトロ・ワルシャワ事務所の牧野直史所長が同地域のバイオ産業について説明した後、各社が自社の製品やサービス、研究開発などについてプレゼンテーションを行った。

参加企業はまた、同展示会が主催するパートナリングプログラムを活用し、日本市場でのニーズ把握や個別商談、会期中に数多く開かれていたレセプションへの参加などを通じて、パートナー企業の発掘や代理店の開拓に力を注いだ。

写真 バイオジャパンでのセミナーの様子(ジェトロ撮影)

横浜市内のバイオクラスターを視察

ミッション一行は、ジェトロ横浜、神奈川県、横浜市が共同で実施した横浜市内のバイオクラスターの視察ツアーに参加し、横浜市立大学の研究センターや理化学研究所での磁気共鳴画像診断装置(MRI)および核磁気共鳴施設などを訪問した。

 写真 横浜市立大学の研究センター施設見学の様子(ジェトロ撮影)

また、ミッション参加企業は在日ポーランド大使館でのレセプションにおいて、関係機関、政府関係者や日本企業との交流を深めた。参加企業からは「パートナー候補企業とのファーストコンタクトができた」「新規顧客開拓につながった」との声が多く上がり、今後の日本進出の足掛かりとなったほか、バイオジャパンでのマッチングは、日本企業との共同研究などの具体的なプロジェクトの発掘につながったようだ。

(伊尾木智子)

(チェコ、ポーランド、ハンガリー、日本)

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