自動車特別税を引き上げ、ハイブリッド車も課税に
(モンゴル)
北京発
2017年10月31日
モンゴル政府はIMFなどの支援を受け、国内の経済改革を進めている。改革の一環として、自動車特別税などの引き上げが実施され、これまで自動車特別税が免税となっていたハイブリッド車なども課税対象となった。
改定後の税額は5月から適用
輸入時に徴収される自動車特別税については2017年4月14日に国会で改定が承認され、5月1日から改定後の税額が適用された。これにより、排気量4500cc以下の税額は排気量や使用年数に応じて現行の税額より3.4~15.5%引き上げられた。排気量が4501cc以上の場合は、現行税額より40~250%引き上げとなる(表参照)。
電気やガス燃料車の免税率は50%
排気量・使用年数による税額の引き上げに加え、課税対象となる車種も拡大された。電気やガスを燃料とする自動車(ハイブリッド車を含む)の特別税についても、従来100%だった免税率を50%に引き下げ、ガソリン・ディーゼル車への課税額の50%が課されることになった。これにより、モンゴルで販売されている標準的なハイブリッド車の場合(排気量3500cc以下を想定)、排気量や使用年数に応じ、1台当たり37万5,000~667万5,000トゥグルク(約1万7,625~31万3,725円、1トゥグルク=約0.047円)の税負担が生じることになった。
なお、バスとトラックに対しては、使用年数にかかわらず、特別税を全額免税とする規定が維持されている。
(バザルスレン・ボロルエルデネ)
(モンゴル)
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