メキシコ政府がNAFTA再交渉での優先項目を発表-外相は講演で、日系企業の意向も尊重すると強調-
(メキシコ、米国、カナダ)
メキシコ発、米州課
2017年08月10日
メキシコ政府は8月2日、米国、カナダと8月16日から開催予定の北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に向けた優先交渉項目を発表した。米国の貿易赤字削減目標にどう応えるのかや、原産地規則の見直しに関しての具体的な言及はなかった。イルデフォンソ・グアハルド経済相は米国で行われる再交渉第1ラウンドの後、第2ラウンドについては9月10日前後にメキシコ市で行う見込みであることを明らかにした。また、ルイス・ビデガライ外相は東京で行われた講演会で、進出日系企業など外資系企業の意見も尊重しつつ交渉に当たるメキシコ政府の姿勢を明らかにした。
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