市中銀行に現金取り扱いを義務付けへ、法改正の動き-政府・中銀はキャッシュレス化への対応に苦慮-

(スウェーデン)

ロンドン発

2017年07月06日

スウェーデンでは2015年、2016年に2度に分けて新貨幣を導入し、2017年6月30日が旧貨幣の使用期限だった。しかし、急速なキャッシュレス化に伴いレストランや商店で現金を扱わないところが増え、一部の市中銀行でも現金の受け取りを拒否するなど、旧貨幣の回収が難航している。中央銀行が発行する貨幣に関する強制通用力の法的規定がないことが背景にあり、国会では銀行に現金取り扱いを義務付けるための法改正に向けた動きも出てきている。

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