軍の不満兵士が賞与の支払い履行を求め示威行為－社会不安拡大に懸念－

5月12日にコートジボワール中部最大都市のブアケで、軍の不満兵士による威嚇発砲や、道路封鎖を伴う示威行為が発生した。2010年の大統領選挙で現職大統領を支持し、当時の混乱鎮圧に従事していた兵士らが、賞与支払いの履行などを求めたことに起因する。その後、経済首都アビジャンをはじめ全国の主要都市へ広がり、国内情勢が一時緊張した。政府が5月15日に不満兵士側の要求に応じることで合意したことにより、一連の兵士による騒乱は沈静に向かい、情勢はひとまず正常化した。