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最低賃金を2年ぶり引き上げ、5月から時給34.5香港ドルに

(香港)

香港発

2017年04月24日

 香港特別行政区政府(香港政府)は5月1日から、法定最低賃金(時給)を2年ぶりに引き上げる。6.2%の引き上げで、最低賃金は34.5香港ドル(約483円、1香港ドル=約14円)となる。

2香港ドル、6.2%の引き上げ

今回は「最低賃金条例(香港法例第608章)」(The Minimum Wage Ordinance, Cap. 608)付表3の改正により実施され、32.5香港ドルから2香港ドル、6.2%の引き上げとなる。

香港の法定最低賃金は、月額と時給の両方が規定されている中国の各都市とは異なり、時給のみ規定されており、実際の月額給与は、最低賃金に給与支払い対象となる労働時間数(残業時間を含む)を掛け合わせた金額となる。加えて、法定最低賃金が適用される従業員と、月給が一定額以下の従業員について、雇用主は勤務時間に関する記録を保管することが義務付けられている。今回の引き上げに併せて、勤務時間記録の保管が義務付けられる月給の上限も、これまでの1万3,300香港ドルから1万4,100香港ドルへ引き上げられた〔「雇用条例(香港法例第57章)」(Employment Ordinance, Cap. 57)付表9の改正に基づく〕。

改定額は最低賃金委員会の勧告どおり

香港の法定最低賃金制度は2011年5月にスタートした。導入時は28香港ドル、2013年5月に30香港ドル、2015年5月に32.5香港ドルと段階的に引き上げられてきた。

香港の法定最低賃金は、香港政府が最低賃金委員会に諮問し、その勧告を踏まえて方針を決定、関連法案の修正案が立法会(香港の国会に相当)で可決されれば改定される。今回の法定最低賃金改定は、同委員会が2016年10月に「最低賃金委員会2016年報告」で34.5香港ドルへの引き上げを勧告。立法会が3月29日に関連法案の修正案を可決して勧告どおり決まった。

同委員会によると、今回の法定最低賃金引き上げ時の34.5香港ドル以下の従業員は7万4,100人で、香港の全従業員の2.5%だという。

なお、最低賃金条例と雇用条例の改正内容については香港政府労工処ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで閲覧できる。

(中井邦尚)

(香港)

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