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3月から関税分類番号が8桁に、HS2017年版に対応

(インドネシア)

ジャカルタ発

2017年02月27日

 インドネシアの関税分類番号が10桁から、3月1日以降は8桁に変更される。世界税関機構(WCO)の「国際基準の商品の名称および分類番号についての統一システム」(HS)2017年版に対応する。インドネシアと貿易取引を行う企業は、取扱貨物への影響の有無、輸出入申告手続きなどを確認することが必要だ。

<ASEAN統一コードを採用>

 WCOは、155ヵ国が加盟(2017年1月時点)するHS条約(HS Convention)を管理し、定期的にその付属書の分類規則や分類表(6桁)の検討・見直しをしている。2017年1月1日にHS2012年版が改定され、HS2017年版が発効した。これにより、インドネシアを含むHS条約加盟国は、国内法令を整備し輸出入通関にHS2017年版を利用することとなった。

 

 ASEAN10ヵ国では共通のASEAN統一関税品目分類コード(AHTN)を策定している。AHTNは8桁で構成され、加盟国はAHTNを基に国内規則を定めている。インドネシアは国内規則(BKTI)で10桁の関税品目分類を規定していた。HS2017年版への移行に伴いAHTNも更新されたため、インドネシアは1月26日に財務大臣令2017年第6号(BKTI2017)で、AHTN2017年版と同じ8桁の関税品目分類をそのまま国内規則に採用することを発表した。これにより、3月1日以降はAHTNと同じ関税分類番号がインドネシアでも適用される(図参照)。

図 関税品目分類の体系図

<HS6桁分類で233品目に影響>

 インドネシア税関総局は2月2日、関税分類番号の変更に関する説明会を実施した。その資料によると、HS2017年版への変更により関税分類は5,205項目から5,387項目に増え、インドネシア国内規則のBTKI2017年版への変更に伴い、1万25項目から1万826項目に増加した(表参照)。品目分野別にみると、HS2017年版への更新で影響があったのは、HS6桁分類ベースで合計233品目(農業85品目、化学45品目、木材13品目、繊維15品目、卑金属6品目、機械25品目、運輸18品目、その他26品目)となり、HS2012年版の約4.5%に及んだ。

表 関税分類数の変化

 3月1日以降、例えばボールベアリング(玉軸受)は、BTKI2012年版8482.10.00.00がBTKI2017年版では8482.10.00になる。また、不織布(人造繊維の長繊維製のもの、重量が1平方メートルにつき25グラム以下のもの)は5603.11.00.00から5603.11.00となる。また、こうした桁数の変更以外に、2つ以上の関税分類番号が1つに統合されるケース(例:BTKI2012年版で「その他のニッケル製品」に属する7508.90.40.00、7508.90.90.10、7508.90.90.90が7508.90.90に統合)や、1つの関税分類番号が2つ以上に分割されるケース〔例:BTKI2012年版で「その他の衣類(メリヤス編みまたはクロセ編みのものに限る)で、綿製および人造繊維製以外のもの」に属する6114.90.00.00が6114.90.10(羊毛製または繊獣毛製)と6114.90.90(その他)に分割〕や、特定の関税分類番号に属していた品目の全部または一部が、他の関税分類番号に移行するケース(BTKI2012年版で8469に属するタイプライター、ワードプロセッサなど)もある。さらに、これらの変更が複合することもある。

 

 なお、関税分類の変更については以下を参照のこと。インドネシア税関総局は、通関実務用ソフトウエアの利用者を対象にウェブ上で更新パッチ(データ)を配布している。

 

○3月1日以降適用されるインドネシアの関税分類表

財務大臣令2017年第6号(インドネシア語だが、191ページ以降に英語の関税分類表あり)

○関税分類の変更に関する経緯

関税分類表(BTKI)2017年版に関するインドネシア税関総局資料(インドネシア語)

○関税分類変更の主な事例

具体的な分類の変更例に関するインドネシア税関総局資料(インドネシア語、一部英語)

○通関実務用ソフトウエアの更新パッチ

Update Patch Modul Terkait Pemberlakuan BTKI 2017

 

(吉岡克也)

(インドネシア)

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